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はモード2と3、HF帯データリンクの検討を行わなくてはならない。
AMCPは会議日程を見直し、移動体通信を含む運用要件のリストを更新しなければならない。これにより将来航空機が搭載すべき無線機器を選択することができる。
3.1.1.3.4 勧告
A.データリンク媒体とCNS技術の関係を早急に明らかにする必要がある。
B.どのグループがこの関係を明確化するのかを決める必要がある。
C.それぞれの選択は独立ではない。特にVHF帯では同一のデータリンク手段を選択することは周波数帯域のセーブにつながる。
D.グループ間の調整手段を早急に確率する必要がある。
E.実際的なアプリケーションが見つからないデータリンク・システムのSARPs作成に時間を費やすべきでない。
F.AMCPはこれらのタスクを引き受ける用意がある。
3.1.1.4 ADSP/4会議報告
3.1.1.4.1 開催地:ICAO本部(モントリオール)
3.1.1.4.2 期間:平成8年9月9日〜9月20日
3.1.1.4.3 会議の議題
(1)議題1:ADS及びATMデータリンクに関する各国の試行及び実施計画の検証
(2)議題2:ATM空対地及び地対地データリンクの運用要件の策定(データ処理及び表示、空港面移動及び管制、ADS及びSSRの相互補完と統合を含む)
(3)議題3:ADSが与える効果を含むATMデータリンクがArSに及ぼす効果の検証
(4)議題4:ATSにおけるADS及びその他のデータリンクの使用に関するSARPs方式及びガイダンス・マテリアルの策定
(5)議題5:衝突防止システム、機上交通状況表示システム及び空港ターミナル運用支援のような将来のATM概念の検証
(6)議題6:今後の作業計画
3.1.1.4.4 会議の概要
会議には、15カ国及び8関係国際団体の代表、アドバイザーを含む約60名が参加した。議長にF.Tomasello氏を選出し、ANCの第1副委員長であるP.Langumier氏の開会宣言により開始された。また、事務局として、ICAOATM課から、C.Dalton氏、V.P.Galotti氏及び今込毅氏が会議を支援した。
(1)議題1:ADS及びATMデータリンクに関する各国の試行及び実施計画の検証
?事務局から、ATMに関連した最近のICAOATM課の活動状況の報告があり、当課においては、ATM運用概念を策定することを当面の課題としていること、またこの新しい概念は、航空機運航者に対し、現在の安全性を損なうことなしに、最小限の制約で、最適飛行経路をダイナミックに選択する権利を保証することを目的としていること、との報告があった。

 

 

 

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